プチ旅日記

出雲民芸紙・「出雲雲紙」の空気感をアクセサリーに活かす

人間国宝、安部榮四郎氏による雁皮和紙   5月に訪れた松江市。432号線を意宇川沿いにさかのぼり、 その山間にある八雲町に「安部榮四郎記念館」があります。 日本各地にはその地名を冠したすばらしい和紙が多くありますが、 ここも和紙の逸品、「出雲民芸紙」の生まれたところなのです。 「安部榮四郎記念館」出雲民藝紙工房ホームページ   和紙の原料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)が有名ですが、 ここ出雲民芸紙の最大の特徴は「雁皮紙」にあるそうです。 独特の光沢と渋み、変...

古事記の國のミステリーツアー③~奥出雲の秘湯・海潮温泉

お山の中で海潮とはなんぞ!?奥出雲唯一の認定秘湯の宿・海潮荘   松江市八雲からなら、県道63号をさらに奥へ。 道は突然、すれ違い注意!のせまい林道風。   あの山の間へ進んでいくのです。ふぁぁ・・・。   この辺の人はどこへお買い物行くの?学校は?・・・などと思ってしまう。 能勢はまだ都会だ。(似たり寄ったり) 日当たりのある斜面で農作業をしている婦人がすれちがいざま、にっこり会釈された。 そうだ、これだよ。誰でも挨拶。 挨拶などしようものなら不審者、ってご時世、...

古事記の國のミステリーツアー②~八雲立つ八雲の里

八重垣、神魂、眞名井、須我。素戔嗚伝説はここにある   八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を   これを聴くたびに 瓜売りが瓜売りの残し売り売り帰る・・・・を思い出しますねぇ。 ちがいますか、ちがいますよね、すみません。   「その八重垣を」で終わってる。 それをどうすんねん!と突っ込んではだめですね。 八重垣を作ってボクの奥さんを大事にするんだ。八重垣つくるんだ!という、強調でしょうか。 (教えて古文の先生!)   素戔嗚(スサノオ)がこの歌を詠...

古事記の國のミステリーツアー①~東出雲町揖屋・黄泉比良坂

あの世とこの世が触れる処・黄泉比良坂伝説の地   山陰へ行ってきました。 還る、と言いたい。 高校卒業まで松江市南部で過ごしていました。 矢じり掘り、土器見つけは遊びでした。   小学校の遠足に「中海でゴズ釣り」というのがありまして、 竹の竿を携えていったものです。 途中、揖屋あたりで「あの世への入り口がある」と聞いた場所があり、 その傍をバスが走る時はドキドキしたものです。 でも、行くことはなかった。 黄泉比良坂伝説のその場所へ、今、娘と訪ねるのです。 とろとろ走...

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