阪急宝塚線山本駅周辺の美味し処①~パティスリージュールフェリエ
ゲットできればラッキー!?激ウマ丸太ロール~パティスリージュールフェリエ
阪急宝塚線山本駅の北側の道沿い、歩いてすぐ。
そこだけファンタジーワールド・・・みたいなしつらえの
パティスリージュールフェリエ。
(リンクは阪急電鉄の沿線紹介ブログ)
そこはかとない、ジブリ味な外観。
OPENの札はかかっているものの、初見・未予習奴の我ら(わたしとお嬢ちゃん)にはまるで異世界への扉!
はいってみる?はいろうか?はいる!
って、長い前振りを経て、「こんにちは~~(小声)」。
4畳半もあるんでしょうか(ないと思う)、そこに立てば四方八方に手が届きそうなこじんまりとした店内。
仕掛け絵本のなかに入り込んだようです。
いらっしゃいと出迎えてくださったのは、なんかふつうのお隣のご主人って感じの方でした(ニッコリ)。
ひとつだけのショーケースにはこ懐かしささえ感じる素朴で丁寧な手作りのスイーツたち。
まるでヨーロッパの昔話に見た菓子が並んでいるようです。
すでに空っぽのシュークリームのトレーは人気の程を教えてくれます。
カーテンで仕切られた奥のキッチンから、バターの香りがいたします。
ショーケースの反対側の壁際に焼き菓子の棚。
クッキーが、、、、、、、
安っっい!
メルヘンな気分なところをぶち壊すようであれなんですけど、
ロールケーキもタルトもなんもかも、これでこの値段~~えええええありえなああああい、ってくらい安い。
最近カットしたケーキのピースも800円とか1000円とかざらですからね。
300円台、400円台なんて感涙ものだよ、まったく。
とにかくまずは色々試したいと、丸太のロール(当然一本買い)
レモンタルト、ナッツタルト、ガトーショコラ、モンブランそしてクッキーを何種類か。
というか、午後三時過ぎ、ほんと、もう売り切れ続出だったのよね。
店を出たところ、青空の下、人通りも少ない道、
さっそくクッキーをたべよう!
これが楽しいんだな!
うっっめえええええ~!!!!!
ちょっとまって、なにこれホロホロ。
小麦とバターの香りが立つ。
ぜったい、これ初めての味。
これは早くおうちに帰って、ケーキ三昧だ!
いや、食べる前に撮れよな、ってつっこまないでくだされ、撮るよりも食う!!!ういっす!
気づいたときには撮影不可の状態のものもありました。(ぺこり)
みて、このもふぁっとした小麦粉感とかとろけるクリーム感。
そして味はまさにロールケーキの原点を思い出させる。
おそらく手作りで、だから数が作れないんだろう。
一般的なケーキ屋さんよりも種類は少ないしショーケースイッパイに夢のスイーツ!とはいかない。
でも
おいしい。
ほんと、おいしい。
冗談でも大げさでもなく、本当においしいケーキ屋さんに出会えた、
そうおもったのです。
パティスリージュールフェリエのすごいと感じるところ、それは後味のスッキリさ
スイーツはいつだってブーム。
だけど、わたし、食べ放題をよろこぶほどにはスイーツ好きじゃ、ないのです。
どれをいただいても、後になんともいえない、まとわりつくような・・・・油?それが苦手。
なんだろう。添加物なしと謳っていても粘っこく舌に残るモノがある。
そうだな、とくにバターたっぷりのフィナンシェってお菓子。
手に取ったときから指先になんかつく!そして後まで脂っこさ。
感じたことありませんか?
珈琲とか紅茶とか緑茶とか、全く甘みを加えない、むしろ苦いくらいの飲み物必須。
その合わせ技で初めておいしいと感じる。
ちなみにわたし、バターのおいしさ比べするのでフィナンシェは食べます。
表面のカリッとした食感にじゅわっとした内側、いいですよね。
けど、同時に珈琲もがぶ飲みしてる・・・・。
そんなよく分からない味の感覚、ありませんか?
あの後味の正体はなんだろう。
どう検索したらいいんだろう。
ぶっつけ「甘いものの後味の悪さの原因」で検索してみました!
あった。
あるもんですね~。
ということは、同じように感じる人がいるんだ~、よかったぁ。
なんとNHKのクロ現で特集があったらしい。
「あなたは”脂肪味”を感じますか?」
脂肪味?そうか、それかもしれない。
とても面白いインタビュー再録ですが、中のセルフチェックはどうなんだろ。
たとえば、項目・低脂肪牛乳は物足りない。
脂肪の摂取を制限したいと思えば低脂肪にするが、むしろ、その脂肪分が美味しいわけでふつうの「牛乳」を選びます。
だめなことなのかなぁ?
でも脂肪味というあたらしい味覚の分類、おもしろいです。
これとは別にスイーツの後味が悪いのは「精製された砂糖のせい」ってのもありました。
ええ、そうなの?
おうちで作るケーキやクッキーはちゃんとおいしいよ?
いっとき フェイスブックでも「白砂糖は悪」って論調でぶちあげる人たちがいて、
「いまだにすき焼きに砂糖?ありえない。みりんでいいんですよ!」
ってのを見たときに、そっとフレンド解除した。
それ、ぜんぜん違う味。
お砂糖、と言う言葉自体に、わたしは優しさを感じる。
お砂糖ひと匙でお薬も飲めちゃうって歌もあるじゃないですか。
お砂糖って、ちょっと舌に乗せると、にっこりするじゃないですか。
あ、ずいぶん話がずれてる。
今日の主役の「パティスリージュールフェリエ」のお菓子。
その後味の悪さが全くないのです。
ほんとです。※個人の感想
ついでに大手のスイーツチェーンでそれを感じないのは
リクローおじさんのチーズケーキと、ビアードパパのシュークリームかなあ。
MAP
このご主人がつくってらっしゃるんだろうか。
それともキッチンに籠る奥様・・・ご家族だろうか。
ファミリーメイドなあたたかで、そして極上のフレンチスイーツの「パティスリージュールフェリエ」さんでした。
公式案内マップに載っていなかったので手描きしました。