アンデスの薔薇・インカローズ(ロードクロサイト)原石スライスが見せる同心円は内なる宇宙の軌道だ!
インカローズスライスは憎いあんチクショウにちょっと似てる
アンデスに抱かれたアルゼンチン・カタマルカ州カピリタス、サンタリタ鉱山で産出した
鍾乳石状のロードクロサイト。
グロテスクな岩の塊のすきまからちらりと覗いた美しい薔薇色に気づいた・・・のかどうかはわからないが、
いにしえの人々はその発見に驚いたのだろうねえ。
ゴツゴツの塊をスライスしたら、そこにはピンクの宇宙があった!
こういうのをスライスしたものがこちら。
光を透かすのです。
わぁきれぃぃ~・・・とおもっていたら、近頃似たやつを見た。
こいつ。
憎いこんチクショウ、名はコロナ。
早く討滅されろ。
未知のウィルスや生命体の発生にはちょっとした浪漫や神秘を感じるのですが、
こいつだけは、コ・イ・ツだけはまずは討伐!その後に神秘を語ろう。
いまは、ちまちまとおうちでものつくり。
インカローズ原石の輪切りのペンダント
インカローズの輪切りに、ジュエリーパテを合わせてまぁるく形成。
パターン模様をつけ、メタリックな彩色をいたします。
このネックレスは、透け感も活かすようにしています。
エポキシパテならフリーフォームカボション扱いもこわくない!
既成のセッティングパーツに収まらない石やガラス。
これをアクセサリーパーツ化するなら、
ワイヤーワやビーズ編み、マクラメ編み、フィリグリー合わせ・・・・
そして、パテもよし!
ジュエルDeCoReとかクリスタルクレイなど、
硬化剤と色剤を等量混ぜて使うエポキシ樹脂パテ。
接着力を謳っているものがよいかも。
各メーカーでいろんな色を出していますが、
どれもマットな質感なのでどうしてもカラーリングしないといけない感じです。
今回はインカローズのスライスにシルバー(灰色だった)のクリスタルクレイで形成しました。
パテが固まる前に、画像のようなラバー製のテクスチャーシートにおしつけて、模様をつけます。
このとき、シートにパウダーを均一にふっておくと、キラキラ模様になります。
さらにアイシャドウをつけるチップなどでメタリックパウダーを少しずつなでるように全体に塗りつけていきます。
一日ほどで完全硬化します。
そのあとでさらに色を調整することもできます。
金属用のビンタージュパティーナなどを使いました。
石に色がつかないよう、マスキングテープで覆いました。
どんなに強力な接着剤もいまいち不安、ってときに、
エポキシ樹脂粘土パテ、なかなかつかえるとおもうのでした。
粘土細工、苦手だけどな、キリンさんも象さんみたいになるほどだけどな!
ムーンストーンへのパテの使用例
インカローズ(ロードクロサイト)の原石スライスネックレスは
ショップで販売中でっす。
インカローズ(ロードクロサイト)スライス
同心円のネックレス