漁師・農民・魔女(!)たちのハグ・ストーン

イギリス・ノーフォークの伝承の石・ハグストーン

 
ハグストーン。
ホーリーストーン、あるいはオーディーンストーンとも言われる・・・・。

 
ふえぇぇ、す・て・きっ!
ファンタジックでロマンチックゥ!
・・・などと誤解してはいけない。

 
英語表記は「Hag Stone」「Holey Stone」。
Hagとは「鬼婆」・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・だれが鬼婆やねんっ!

 
ダンちゃん まちがえたやろ。
 まちがえてるな。

 
そーだよっ、HugとかHollyとかとまちがえたよっ。
ぱっと読んで「ハグ」「ホーリー」という日本語的言葉の響きだけで
舞い上がりました(告白)。

 
イギリス・ノーフォーク(ロンドンの北東)の海岸で採取される
穴あきの小石。

 
ハグストーン

 
かわいい、オニババ。
水や微生物の浸食により穴の開いた(Holey)小石。
北海に面した彼の地で
漁師や農民たちが魔除けとして身につけたり、扉にかけたそうです。
地理的にスカンジナビアと近く、
神話・伝承も共有され、オーディーンや魔女のストーリーも語る石。

 
画像の石はつるん、ころんとしていますが、
海岸にある多くの石がそうであるように、かなりごつごつしたものもあり
その異様さが「Hag」にもつながったのでしょう。

 
自然の造形のおもしろさと
その地の人々の文化と物語を伝える
なかなか饒舌な石なのでありました。

 
ペンダントにしてみました。

 
ハグストーンのペンダント

 


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