超初心者のメタルエンボッシング・アクセサリーサイズ
できるかな?できるよ、メタルエンボッシング!
メタルエンボッシングのアートな旅、
昨日はイングランドピューターのすばらしいエンボッシングプレートをご紹介しましたが、
できるんじゃないか、やってみよう!
というわけで、小さいサイズのメタルエンボッシング制作日記。
素材のエンボッシング用メタルシートは画材屋さんでも売っています。
ゆめ画材さんではピューターシートがあります。
今回はお気軽アルミ。
エンボッシング用のシートは薄いですが「こし」があります。
手描きの図案をフォトショに取り込み、大きさや形を整えて反転させてプリントしました。
今回はシンプルな小鳥さんをチョイス。
下にはフェイクスウェードをひきました。
硬すぎればペンを押し付けてメタルに凸凹をつけられないし、
やわらかすぎるとぶすっと穴が開いちゃうかもしれない。
スウェード、おすすめです。メタルシートが滑らないのも、よいですね!
まずは輪郭を細いペンでなぞります。
あ、これらはエンボッシング用の工具を使っています。
工具だいすき。使わない(使い切れない)工具もいっぱいあるんだっ!
工具フェチ。
お、できてますね。やればできる子、わたし。
ラインはゆるい山になっていますので、レリーフを際立たせるために線に沿った山を潰していきます。
平たいプラスチックをペン先にした工具を用います。
このペンは大活躍で、周辺の平たい部分もぐりぐりなぞっていくことでベースを平らにし、きれいなエンボスを表現させてくれます。
線の際は線に向かって、そのほかの部分はくるくる回すように描いていきます。
気が付いて、線描きのことりではなく、ぷっくり小鳥にすることにしました。
こういう突然の変更もゼンゼンOKなのです。
裏に向けて、小鳥のボディを大き目の球のペン先で押していきます。
先に描いた目や羽根までぎゅっと押し付けないようにします。
お、それっぽいです。
平たいペンで小鳥のラインを際立たせ、さらに周辺をくるくるなでつけてベースの完成。
うしろにある「銀黒」というのは金属に黒ずみ効果を与えるものです。
今回はこれじゃなくて(えー!)、金属塗料のスウェレガントのダークンとスプール、エメラルドパティーナを使いました。
ダークンは黒ずみ、スプールはダークグリーン染め、エメラルドパティーナは青のアンティーク加工用塗料です。
最後にミニ金ブラシでしゃこしゃここすります。
色を塗った場合は凸面の塗料が落ちて、面白い効果が出ます。
またこすることで「流れ」ができますから、羽や毛を表現したいときには方向を考えるとよいかもです。
ハサミで丸く整え、王冠キャップにはめてみました。
アクセサリーにするので、ちょっとかわいく、花も添えてみました。
今回、裏から接着剤を流し込むことを省略しましたので、
上からレジンを流し込んでレリーフを保護しました。
ぷっくり小鳥さんエンボスペンダントトップのできあがり!