1月の誕生石・ガーネット
ノアの箱舟に灯る唯一の明かりが ガーネットだった
モーセの口伝律法を集めたタルムードに収まる一節にガーネットが登場します。
真実、信仰、恒常性の象徴として、十字軍の戦いではキリスト教、イスラム教両勢力の戦士たちのお守りに用いられたそうです。
宗教を越え、文化を越え、人々とかかわってきた石の一つなのでした。
これはガーネットを含むほぼ原石の玉で真鍮のケージに納まっています。
5cmx3cmほどの大きさですが、重いです。ずっしりした質量を感じます。
フォールディングバッグの口の重りにしようと、保存しているものです。
ガーネットの印象とはずいぶん異なる、「石」ですね。
ガーネットの語源はラテン語のグラナトゥーム、柘榴です。
日本名も柘榴石ですよね。
おおきなごつごつした実が割れると、外側からは想像できないほどのキラキラした赤い粒が見える。
こどものころ、庭に柘榴の木があって、その様子をみたものです。
自然と手が出てつまんで口に運びますが、ほとんど種ですし、すっぱくて、これは眺めるだけのもの、と
こどもながらに思ったものです。
実際に果実として売られているものは、それほどすっぱくないのかもしれませんが、こちらはいまだ未体験。
身体の毒素を減らし、代謝を助ける石
石がもたらす体への効果や影響は、その色の持つイメージを理由にするだけではないようです。
色をうみだしている成分は石も人も同じ。たとえば、「血」。
ガーネットはその赤色から血液に関係した体の不都合や創傷をいやすものとして用いられてきました。
傷に石を埋め込み、出血を止めたということもあるそうです。
ガーネットの赤色の素、鉄がその力を発揮したのでしょう。
もちろん、過去の人々が石のミネラルを分析したとは考えられず、
経験や印象や願いにより石を用いたわけで、その正当性は後付けだったとしても
石の身体への有効性を疑う理由にはならないでしょう。
ガーネットの有効性としては、血液、心臓、肺の浄化、DNAの再生
体内の微量ミネラルやビタミンの同化を助ける、
心調律の乱れを軽減する、などが言われるところです。
耳たぶ、指、心臓の上に置くのがよいとされています。
ガーネットのヒーリング効果
ガーネットはネガティブなエネルギーをポジティブに向かわせ、バランスをとるといわれています。
おちこんでしまった陰の気を陽の気へ、
欲する、立ち向かうという気を刺激し、
そのことで愛や成功を勝ち取り目標を達成するとされます。
ビジネスでは四角のガーネットが幸運。また魅力の復活をもたらして再婚にもいいそうです。
埃のたまったアイデアを手放し、漫然とした行動パターンを解消する。
抑止やタブーから解放され自信を回復する!
ほほぅ・・・ガーネットってなかなかアグレッシブでエネルギッシュ!
一方で、ガーネットは自他への愛ある約束の石であり、理解と献身をもたらすとか。
贈っても贈られても、うれしい意義のある石なのですね。
一月の誕生石、みずがめ座の石
そんなガーネットは伝統的に一月の誕生石、みずがめ座を象徴する石とされています。
寒さ厳しい季節を熱くエネルギッシュに乗り切っちゃいましょう!
DOLPOにもガーネットを扱ったアクセサリー、色々、あります
つるんとしたガーネットドロップが花芯のようなピアス。
ガーネットとカレンシルバーのブレスレット。
これはちょっと珍しいバリのお箸を使ったかんざしです。
ガーネットを房のように飾ってあります。
お箸は黒檀、みみずくの彫りが施してあります。
けっこう重いので、髪の分量の多い方向けです。
グリーンガーネットのアクセ2種。
グリーンガーネットはとくに精神の安定と寛容に関連し、
ヨガや瞑想のセッションをバックアップしてくれると言われています。