おうちに置くパワースポット① サチャロカアゼツライト~水晶に託す夢と理想
店先に、道端に、
山に、川に、海に、
見つけた石にピンときたら、おうちに置いてみる。
きっとそこが、パワースポット!
といっても、石ころのなんでもかんでもがよいわけじゃぁ、ないよね。
置いてみたくなる石、今日はサチャロカアゼツライトをご紹介してみようと思う。
真理を求める人たちが集ったサチャロカの地の特別なクォーツ、サチャロカアゼツライト
澄み切った透明感をもつクォーツ。
その中でも「サチャロカ・アゼツライト」と呼ばれる石は、単なる鉱物を超えた不思議な響きを持っています。
いまここで「サチャロカ産水晶」と呼んでいないのは、この石が六角柱水晶のように際立った結晶の形をもたないので区別したいと考えるからです。
しかし、不透明部分が多いといわれる石英の中でも
まるで内なる世界を見渡せるような透明感をもつのが、このサチャロカアゼツライト。
そして、この名前にはサチャロカの歴史やクォーツ、クリスタルが世界各地で神聖視されてきた背景があるのです。
(動画 音楽が流れます)
ところが、
サチャロカはグーグルマップでもヒットしない!
サチャロカ、どこ、それ!?
そもそも修道院とはキリスト教にかかわるものでは?
それらの疑問も調べて解いてまいりましょう・・・!
「サチャロカ」。それはインド南部にあるヒンズー教の修行共同体。
サンスクリット語で「真理の界」を意味するこの場所は、寺院のように参拝者でにぎわうわけではなく、瞑想や学びに打ち込む修行者たちが静かに暮らすアシュラム(修行場)にあたります。
寺院が信仰の拠点であるのに対し、アシュラムは精神修養や哲学探究のための生活の場。
訪れる人にとっては「静けさそのものが教え」となるような環境だといわれています。
だから「地名」としては存在しないのだね。
英語表記では「Sacha Loka Monastery / Satyaloka Monastery」。
このMonasteryがキリスト教由来の単語で、日本語に訳されると「修道院」になってしまいます。
インドの霊修行の場は、あくまでも「アシュラム(ashram)」「マート(matha, mutt)」、「グルクル(gurukula)」。
でもようやく見つけた動画を見た限りではなかなか賑やかで、それはお国柄とも、その場にいることの喜びの表れともいえるのかもしれないね。
日本でいえば、高野山に代表される修行の場に近いイメージでしょうか。
高野山が地理的な山の名であるのとは別に、仏教の聖地として修行僧の生活と教えの拠点として呼ばれるように、サチャロカもまた精神的な探求の場として人々に知られています。
そしてサチャロカではそこに祀られた特定の仏や神に参拝するのではなく、より普遍的な「真理」そのものを求めて修練が重ねられる点に特色があります。
グーグルさんで周辺エア散歩してみよう。
まずはその位置から。
鉱山とよべるものはないようですが・・・。あの石はぽろっと森の中からとか出てくるんだろうか。
学校や修練所、寺院など、たくさんありますね。
外国人が聖地だ、パワーだと騒ぐのをよそに、人々の普段の生活がそこにあります。
いかにもアジアンな田舎道。
ここから見える、あの森のあたりがサチャロカエリアかな。
透明なクォーツに重ねた理想や夢
サチャロカアゼツライト。
その正体は、鉱物学的にはごくシンプルな石英(水晶、SiO₂)です。
結晶系は六方晶系、モース硬度は7という極めて標準的な水晶の性質を備えています。
こうした純粋な鉱物に、欧米のニューエイジ文化は「サチャロカの地で採れる特別な石」として意味を重ねました。
アゼツライトという呼称も、もともとはアメリカの鉱物ディーラーによって提唱されたものですが、
「真理を求める修行場から産出する透明な石」という背景と重なり、理想や夢の象徴として広がっていったのです。
高野山の杉が近所の杉よりも尊く感じられるといえば、わかりやすいですね!
これらのサチャロカ・アゼツライトは直射日光やライトを当てなくても
夜ではない部屋の中でながめると 石、そのものがとても明るく感じられます。
内側にごつごつしているため、外の明かりを中であちらこちらに反射しているのかもしれません。
キラキラやピカピカではなく、フンワリ「明るい」のです。
画像は外側に光っていて見通せませんが、実際はどれも向こう側を透かして、
それはまるで紗をかけたように、美しいのです。