その煌めき、刹那にして永遠~ピンクファイヤークォーツ

水晶に煌めく花火だと?そりゃもう、実際に見たくなるじゃないか

 
まずは動画をごらんいただきたい。
(※すでに仕立て済み、商品紹介用の画像です)

 

 
 
 

これは自然の魔法だ。
ラメやパウダーをうまく樹脂にのせて、自然を超えた人ならではの”アート”もある。
けれども、これはまぎれもなく地中に起こった偶然。
 

 
いつものようにネットで石巡りをしていたら、
まるで花が舞うような、いや、その切なさは花火というべきか、そんな水晶から目が離せなくなったのです。
はっきりと濃いピンク色。和色でいえば、「つつじ色」とでも申しましょうか。

 
 
日本の伝統色 和色大事典) 

 
ムーンストーンやラブラドライトのブルーやゴールド、レインボウのシラーも大好物この上ないが、
ピンクのスパークル、
手にとってこの目で見たい、止められない好奇心!
これはきっと縁(えにし)。
軽ぅく清水の舞台から飛び降りなきゃいけないお値段でしたが、縁ならしかたがないよねぇ、まったく。

 
 

 
魔法の秘密はマイナーインクルージョン

 

 
インクルージョンクォーツにも種類があって、
とても大まかにいえば、他の鉱物や物質が水晶内に取り込まれてできたもや、
成長と停止を繰り返す過程でその痕跡をのこしたものがありますが、
地球の営みにある温度、水分、圧力、時間などの条件の無数の組み合わせから奇跡のような偶然が生まれるのです。

 

 
酸化チタンの美しい金針・ルチルクオーツ

 
 

 
水晶の成長痕が幻想的な風景として浮かぶファントムクォーツ

 

 
ごく微細な他の鉱物を取り込むことをとくに「マイナーインクルージョン」というそうです。
鉱物の種類によって反射して見せる色がかわってきます。
ピンクファイヤークォーツはコベライトやヘマタイトのこまかな結晶が反射する色。
この偶然は殊更に稀なんだとか。

 

 

 
祝祭のピンクスパークル

 
 

 
そして手にした「ピンクファイヤークォーツ」。
どんな石も、不思議があり、驚きがあり、ロマンがありますが、
この石を眺めたときに浮かんだ言葉は「祝祭」と「祝福」。
まるで実際に市場では「霊的能力を高め、強い精神を養う」とか「成功に導く」とかいわれています。
そっか。
あなたならどう、お感じになるだろうか。
縁があって手にした石はその人ごとにさまざまな感情を呼び起こします。
 
わたしには、そのピンクの煌めきが
自分に起こった小さな事柄に「ダイジョウブ、それでよかった」と後押しをしてくれるような気がいたします。
・・・んはぁ~~~都合よすぎ!
でもさ、そう思うって、必要なこともあるじゃない?
だから、許して。

 
この石を細工して、そして商品としてショップに掲げる、
誰かに伝わってくれることを 願っています。

 

 

 
黒く見える粒がコベライトやヘマタイト。
17ミリx5ミリの小さなクォーツです。
インクルージョンの状態によってはほぼ濁った水晶に見えることもありますが、
これはわりとクリアです。

 
 

 

 


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