地平線を眺める石~幻想風景・ポリクロームジャスパー
荒野に佇み見る地平線に希望の暁光
多彩色を意味するPolychrome・ポリクローム。
その名の通り、地球のミネラルによって奇跡的な色に彩られたポリクロームジャスパー。
ジャスパーはカルセドニーやメノウと同じ仲間で、ミネラルの混入によって異なる透明度で異なる石として存在します。
半透明のカルセドニーやグラデーションを描くアゲートが水彩画なら
不透明で粘りのある色が際立つジャスパーは、まるで油彩画。
そこには人の想像力をかき立てる風景が広がることがあるのです。
前回のブログでお話しした「インドから来る美しい石」はポリクロームジャスパーでした。
ひとつの石をふたつに分かったもので、合わせると連続した風景が見えてきます。
なにもない、荒涼とした大地の彼方の地平線に射し始める暁光。
この大地は、地球ではない、どこかの惑星にも思える。
あまりにも茫漠としており、ともすれば絶望さえ覚えるとき、
それは希望の一筋にもみえてくる・・・・・。
ま、そんなことを脳内展開しちゃったわけです。
それはないわぁ、話盛りすぎ、っていわれちゃいそうだ^^。
でもね、石って眺めていると語ってくるんです。
渋めのスモーキーカラーに、すぅっと気持ちも落ち着いてまいります。
よくもまあ、地球というのは愉快なことをしてくれるものです。
そして、それらを絶妙にカットし、磨き上げる職人の技術にも感動いたします。
ふたつ、かるく合わせると響く、金属的な音も心地よいのでありますよ。
空模様も風も空気も、ひんやり冷涼として澄み渡り、秋の訪れを感じる今日この頃。
これからの季節の装いに映えるペンダントができそうです。
ジャスパーには「もうひと頑張り!」をあとおししてくれるパワーがあるそうですよ。
ジャスパーを使ったアイテムのご紹介