ソノラ砂漠の夜明け、或いは夕暮れと呼ばれる石~ソノラサンライズ
レア天然石、ソノラサンライズを知っていますか?
朱と青、時に黒を交えて美しい砂漠の夜明け、または夕暮れのようだと、その名が付きました。
Sonoran sunrise / sunset *その名の美しさに、まず惹かれた
Sonora Sunrise(ソノラサンライズ) あるいは Sonora Sunset(ソノラサンセット) という石です。2つを互いに打つと キンと金属的な音がします。
メキシコ北部、アメリカ・アリゾナ州に接する銅の採掘のために開かれたミルピラス鉱山からは、姿の美しいジャスパーの類が産出されました。様々な鉱物が割り込みあいながら、まるで風景を描いたような姿を顕したのでした。
朱赤はカプライト(赤銅鉱)、青はクリソコラ。
2色がグラデーションする姿は、ソノラ砂漠の夜明け、夕暮れを映しとったようだと、その名をいただいています。ここに黒銅鉱が割り込んだ3色のものは より珍重されます。
歴史を紐解いてみれば、ソノラの名をつけたのは侵略者たるスペイン人たち。「侵略」も立場を変えれば「開拓」。
人類が人類として成長していく過程の一つとして、良くも悪くも記録されるべきもの。
ソノラはスペイン語で「音」。荒涼とした地で、彼らの聴いた音とは、どんなものだったのでしょうか。
吹きすさぶ風の音だったでしょうか。
彼らの足元の深い地の底で、赤い石は成長を続けていたのです。
パワーストーンとしての意味
クリソコラは先住民の間では古くから肉体の抵抗力を高める、精神の高揚を鎮める石として、装飾品などに重用されてきました。
平静、平静、平和、忍耐、寛容、受容、無条件の愛、瞑想、落ち着き、希望の優しさ、そして感受性に関連しています。
カプライトは、母親、姉妹、娘、妻、または女性パートナーといった女性との関連性をアップさせることをフォローするといわれます。 また、不合理な不安、過去のトラウマの恐怖、死の恐れといった大きな問題に対処するとき、力を貸してくれるともされます。
パワーストーンとして意味づけするとき、それは色や文様のイメージから人間が想像力を発揮しているのかもしれません。
けれど、石の成り立ちを考えた時、とんでもなく長い時間をかけて地球のミネラルを取り込んできたことを考えれば、
それらが人の体の組成になんらかの影響を与えてくれると思えるのは自然のことかもしれません。
人間もやはり自然の産物、大きなサイクルの中にあるのですから。
ソノラサンライズのペンダント2種