地中に生まれた星*ドゥルージー
コツコツ育てて40億年、ドゥルージーは大地の賜物
突然ですが、
みなさま、洞窟、好きですか?
リアルダンジョン。
冒険者とまでいかないから、とりあえず各地の観光鍾乳洞はチェック。
その壁に光る小さな結晶は地中の星。
ドゥルージー。
英語表記はDruzy、過去の鉱物書にはDrusyと表わされているものもあるようです。
怠け者、酔っ払い、ろくな日本語訳がつきません。
誰が呼んだかドゥルージー。
創造のカミサマがいるのなら、気を悪くしちゃうかも。
けれど、鉱物としてのドゥルージーは紛れもなく人々の称賛の的。
ヒトに届くドゥルージーは数億年の物語の最新章
ドゥルージーとはある石とその上に形成されたミネラルの結晶のセット。
その種類は多種にわたりますが、それぞれに特有のサイズ、光沢、色をもちます。
ベースの岩の上にミネラルを含む水が流れ込み、
それが蒸発し、冷却が起こり、ミネラルだけが残される・・・。
それが結晶してゆくのです。
よく目にしたり手に入れたりするのは石英の結晶の層ができたものですが、
それ以外にもドゥルージーと呼べるものはいっぱいある、ということなのですね。
ベースになるのはメノウ(アゲート)、クオーツをはじめとし、
ガーネット、カルサイト、ドロマイト、マラカイトなど、
板状になる鉱物です。
どんなミネラルの結晶ができたとしても、
いずれのドゥルージーもお砂糖のような外観で、
その虹色の輝きは小さな石を大きな宝石のようにみせてくれるのです。
色の違いは残されたミネラルの種類によるものです。
だからドゥルージーは水の集まりやすい場所で見つかります。
数億年にわたり、ミネラルは層をつくっています。
人が見つけるのは、その層の一番上、
長い長い物語の最新章。
いま、この間にも、大地の物語は綴られています。
Druzy Jewely
一粒で個性際立つジュエリーになるドゥルージー。
虹の欠片を集めた、とってもハッピーなアイテム。
DOLPOにもちょっぴりエキゾチック、ナチュラルスタイルピアスやブレスレットがあります。
宝飾用にチタンコーティングや染めを施したものは
特にアゲートの場合、石のパワーを強めるといわれています。
これは制作中のドゥルージーアゲート。
ジオードタイプです。
とても面白いのですが、この面白さをどう活かすかで
ただいま四苦八苦中です。
この細工をしながらも、結晶の「強さ」をとても実感しています。
さて、冒頭の洞窟のこと。
山口の秋芳洞、岡山の井倉洞・満奇洞、四国の龍河洞など
観光化してても神秘さは不滅!
近場は京丹波の「質志洞」という小さいのがありまして、
あっというまにぬけちゃうんですが、高低差のあるワイルド感満載の鍾乳洞で
なかなかいいのですよ!
すきだわ・・・・ほらあな。
いつかやってみたいわ・・・ケイブダイビング。
まずは50m泳げるようにしようか。