馬の毛のタッセルで個性派ボヘミアンアクセサリー
ビオラやバイオリンを奏でる弓のための馬の毛
DOLPOには馬の毛を使ったピアスやブレスレットがあります。
趣味で北欧神話を調べている最中に、主神オーディーンの馬、スレイプニルに興味を持ち、
さらに馬と人とのかかわりに発展し、馬の毛が生活の様々な場面で使用されていることもわかりました。
ブラシ、筆、能面の髭・・・そして「弓」に行き当たりました。
しらなかったなぁ、弦楽器のあの弓に張られているのは 馬の毛だったんだ。
なんか、ゴムみたいなものだと思っていました。(恥)
そういえば、チェロのかっこいい二人組、
2Cellosのパワフルな演奏の最後には
弓がぼろぼろになっちゃってました。ばらばらに。
あ、話がそれてしまいました。
馬は かくのように 神様を乗せて駆けるもの、幸せを運んでくるものとして
世界中で幸運のシンボルにもなっているようです。
日本の各地の神社にも神馬のブロンズ像をみられますよね。
そんな馬の毛を身につけたら、なんだか、幸せな気分になりますよね。
それにあのしっとりした質感!ん~~素敵!
ぜひ、アクセサリーつくりにも使いたい!!
「馬の毛」で調べても「素材」としてはなかなか出てきません。
「弓毛」で検索すると、あるある、束になったものが楽器店などで見つけることができます。
さっそく「ビオラ用弓毛(白馬)」をご購入~!
馬の毛はめっちゃ張りがあってなかなかに手ごわい
弓を一本張るための束は 端を膠で固めてあります。
驚くほど張りがあります。
太目のテグス・・・のようですが、とてもあたたかみがあります。
さて、これをまとめてタッセルに、と適当な束を適当な長さに切ってみたのですが、
ピンピン撥ねるは、バラバラ飛んでいくわ、なかなかのじゃじゃ馬。
ぐるりと巻いても、プルッと跳ね返って思うようにならない。
こんなはずじゃぁ、なかったぞ!と、おもいつつ、
一本一本丁寧に並べてなだめるように整える。
縛るのはワックスコード。あのねばりが毛をまとめてくれます。
ターコイズと合わせて、ピアスに
これは80センチの毛を12本とり、6センチの板に巻き付けて中心を結んでから作ったタッセル。
ふわふわではなく、ちいさな刷毛のような感じです。
■馬の毛のタッセルとターコイズのピアスの詳細はコチラ
これは組みひもの方法で編んだブレスレット。
スキあらば緩もうとする馬の毛を手なずけるのはなかなかに骨のいる作業でした。
■馬の毛を編んだブレスレットの詳細はコチラ
馬の毛を小さく切ったレザーにはさんだピアス。
ピアス金具はチタンワイヤーによるオリジナル仕様です。
すでに一度完売したので、再制作しました。
■馬の毛のピアス2種の詳細はコチラ
もっとフォークロアなスタイルのタッセルピアスもごらん下さい。
cruelty-free
もっとボリュームのあるタッセルを作るにはかなりの毛束が必要です。
海外サイトでは簡単に馬の毛のタッセルを見つけることができますが、
よく「cruelty-free 」の注釈が付きます。
これは鳥の羽根にもおなじくみることができ、むりやりむしったんじゃないよ、ということ。
ヒトが生きるために得てきた毛皮や肉などとちがって、生活に彩りを添えるための素材をいただくわけで、
注釈も不要なほど、当然のことではありましょう。
ただ、いまや皮・肉もやめようというムーブメントがあります。
これは人それぞれの主義主張にかかわるものですから、ここでは踏み込まないことにします。
ひとつだけ、DOLPOでは今後、リアルラビット、ミンクファーは使いません。
馬、好きですか?
いつか、パカパカ、一人で駆けてみたいです。
いまだ乗馬のお試しコースで引っ張ってもらったことしかありません。
それでも3日くらいは筋肉痛でひぃひぃ言ってますが・・・。^^