好きだから容赦せずに履きつぶしたブーツ~再生編
「まだ履ける」「まだ使える」は愛の証?
こんなになっちゃった。
これゎひどぅい。
履き倒した上にも履きつぶし、
かかとだけではない、
その色はすでに当初の鮮やかな水色を失い、曇天のごときブルーグレー。
だが、彼女(うちのお嬢ちゃん)に「捨てる」という選択はない。
「捨てない」「捨てられない!」・・・我が家に脈々と伝えられる、ファミリーアイデンティティ。
ならば、これでどうです! 修理。
イオンで気になっていた小さな間口の鞄と靴の修理屋さん。
Riat!(リアット)さん。ビックリマークまでが店名。
同じ出すなら、オークションで手に入れたトリーバーチのジョッキーもお願いしよう。
パカッて開いちゃった。
さらにソールが割れてる。
正規では手が出ませんもの、オホホ、かっこよくて、大事にしたくてよ?
靴というのはいろいろな汚れたところを踏んでいるものだし、臭いもあるし、
他人様に持たせるなど、恐縮しちゃうわけで、
すみませ~ん、汚いですけど、みてもらえますかぁ~(シオシオ)とお店を訪ねたのでした。
そして、早速診断開始。
どの程度までの修理を希望しているのか、
どこまでの修復を期待するのか、
そして、それらにどのくらいの対価がひつようなのか。
そんなことを相談いたします。
ただ「おまかせします~えへへ」じゃなくて、ちゃんと希望を伝えることが必要。
今回は「もっと長く使い続けたい」「少々おかねがかかってもいいと思っている」と伝えました。
ショートブーツはかかと修理とヒールの巻革交換、靴底の張り直し。
ジョッキーはかかと修理と全体の縫い直し、靴底張り直し。
以上約15000円。
もう少し早く、これほどダメージがなければもっとお安くなったのですが、と担当者さん。
オッケーオッケー。
なにそれ買い直した方がよくない?と、おっしゃいますな。
前回のブラウスもそうですが、お気に入りというのは、そういうことなんどす。
待機3週間、これからも長く付き合う、お気に入り
ずっと、十年も二十年もといっているわけじゃないんです。
もうしばらく。
自分がこの靴に合わなくなる年齢や風合いにもなりましょう。
そのときまで、使えるアイテムにしてくださった職人さんに、
ありがとう!