イライラするのにハマってしまうBBCドラマ・マーリン

ファンタジー好きにはたまらない、若きマーリンとアーサーの物語

 
魔法に錬金術、ドラゴンに古城、森と湖・・・
ファンタジー好きにはたまらないエッセンスがてんこ盛りで
ワックワックするドラマがBBCの「マーリン」。
ベースはアーサー王伝説。
イギリスでのウィッカンへの考え方とか
小道具であれ、古い書物の装填や書式をみることができて目が大喜び。
今、はまってますぅ♪

 
だがしかし、このドラマ、時々、「何じゃこりゃぁ!」と
ちゃぶ台返ししたくなる。

 
頑固親父x分からず屋王子x超あざとい姫

 
そりゃ、中世のヨーロッパの騎士道は契約に基づいているというのは、
歴史でも習ったし、クールな関係性はそうなんだろうと理解はするけれど、
やっぱりドラマならばもっと、人間的な信頼とかつながり、絆?とかあるよね。
正義は勝つ!シンプルな勧善懲悪のほうがかんたん。
けどドラマ・マーリンはなんというか、「えー、そんなに簡単に主人公を悪にしちゃう?」とか、
「あきらか其奴うそついてるやん!」という、見ているものを悪い方へ裏切っちゃうことがまま在ってだな・・・。

 
最悪なのが「姫」で、
たとえばここであなたが逃げてしまうと人質が処罰されてしまう、という場面。
ここで「戻りましょう。わたくしの命などどうでもよいのです」ってなる(なるだろうな?という期待)ところが
「城に帰ったら怒られるからやだ」と平気でのたまう。
最終的に城へ帰ると、「ああん、王様ぁ、こわかったぁ~」って。
そこで王様は「おう、よしよし、かわいそうやったね、悪い奴は処分しちゃうからね」
はぁ・・・・やだやだ。

 
ニンゲンだけじゃない。重要な存在、囚われのドラゴンもそうだ。
若きマーリンに助言を与えるスーパー味方かと思いきや、
解放を軸とした契約関係。
信頼は?友情は?
大事なのは「約束」と「交換」。

 
ちょっと理解できないやりとりはあるものの、
ロケ地になっている崩れ落ちた古城とか、湖だとか、ほんとステキ。
Flickerにロケ地写真のグループがありました。

https://www.flickr.com/groups/merloc/pool/with/43434773740/

 
この画像だけで旅できる!

 
アーサー王伝説は滅びの物語なんでしょうか。
まだ3章にはいったところ。
アマゾンのレビューによると、これから苛烈なシーンがまっているとか。
じっくり拝見いたします。
そうそう、主たる敵の役を「法医学捜査班」のエミリア・フォックスが演じていて、
そのファンとしてはなかなか面白かったです。

 

 


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