高野山・奥の院前の食堂「みやま」の出汁のうまさはマジヤバ！だった（感動）

　

　
宿坊・西禅院から金剛峯寺、奥の院へ続く一本道が高野山観光のほぼすべて。
少し右に折れて必見の霊宝館・・くらいでしょうか。
山自体がひとつの霊場、ひとつのお寺なので、
京都のように、あちらこちらに入り込んで拝観ということがない。
ゆっくり散策し清浄な空気に触れることこそが高野山観光ということでしょう。

　
一本道の西の端、西禅院から東に向かうと、
道は奥の院前でいったん二手に分かれ、すぐに合流します。
その先はどんどん下っていく感じ。
奥の院を左に眺めながら、自転車を走らせ、どうやらここで折り返しか、とみて
合流地点からくるりと右にとって返したところ。
そこに「お食事処みやま」があります。

　
とにかくおつゆが美味い！みやまの特製鍋焼きうどん・天ぷら付き

　

　
まあ、ちょっと、奥さん、きいとくんなはれ、これめっさウマ！！！
これどうやって出汁とってるのん？って参考までにお伺いしたいほど。
供せられたおうどんはふつふつとして香りが立つ。
キツネさんもちょっとかわっていて、いつもの甘辛ではなくて酸味がある。
天ぷらもふつうの油なの？ってくらい油自体が香り高く、素材はサクフワ。
お店のおねえさんによると、エビが自慢だそうで、
高野山で一番大きなエビ天にしよう、ってがんばってるんです！・・・ということだった。
うむ、おっきいよ、なにより、おいしいよ！
これで1100円。安いんじゃない？

　

　
こちらはかやく蕎。
関西ではたぶん、蕎もうどんも同じ薄色のだし汁をつかうから、蕎は薄く感じるかもしれないです。
いつか、東京神田でいただいた蕎がめっちゃおいしくて、「これが蕎なんだ！」って思ったことがあります。
蕎の出汁ってちょっと甘濃いねんな。
関東出身のうちのおとうさんは大阪に来てからなかなかうまい蕎にあたらない、ってぼやいてますが
こういうことか、と納得したものです。

　
けど、このみやまのかやく蕎。
出汁の香ばしさですべて解決。
同じ薄色ですが、ほどよい塩み。
おなかにもやさしそうです。

　
ただ、いつか、蕎自体が香ばしいものをいただきたいです。
いまのところ蕎は、故郷の出雲そばが一番かなぁ・・・ってところです。

　
みやまは精進料理も推し。
この日は夜に宿坊でそれをいただく予定だったので、今回はパスしました。
精進料理は出汁も生き物（鰹だとか煮干しだとか）からはとらないので、また特別なんだそうな。
うう、興味深い！

　
そして高野山と言えば「ごま豆腐」。

　

　
食べかけ、すんません。
だいたい、供せられたら、「ふゎぁぁぁ」ってすぐ箸をつけるからねぇ。
食べる前に写メ！が近頃の風習？
全く忘れてたわ。
ごまが香ばしく、クリーミー、こっくり濃厚で
これまたいままでにないごま豆腐の味わいでございました。
ごちでした・・・・・<(_ _)>
　
はぁ、、、幸せな気分になったよ。

　
焼きもちの「上きしや」高野店の餅天

　

 
お香の高野山太師堂さんから数メートルいったところに「上きしや高野店」があります。
「かみきしや」と読むのだそうです。
本店は480号線花坂にあり、高野店は狭い間口の小さな出店です。
　
京都でも、大阪十三（じゅうそう）でも「おまいりの名所」にはやきもち屋さんがありますよね。
北野天満宮の前には粟餅屋さんがありました。
お参りもひと覚悟でえんやえんやとなされていた昔々、
ようやっとたどりついた善男善女をこうした甘味処は迎えたのでしょうね。
峠のお団子屋さんみたいなもので、
ホッと一息、にこにこと汗を拭う場面など、思い浮かんじゃいます。

上きしやさんも創業300年とか。
焼きもちの天ぷら、餅天はふわっととろける。
でもなにより焼きもちそのものがまた美味し。
京都上賀茂の上品な焼きもちと比べると、あんこ少なめ。
甘みもソフトで小豆の味がします。
さらによいのは米の香りがする！！！！！ここ重要！
おまんじゅうやおはぎは断然皮派、お米派です。
というか、餡子はちょっぴり苦手です。ぜんざいは好きだけど。
　
餅とり粉がちがうんでしょうか？
粉粉していなくてきめが荒く、そうだな・・・たとえばイングリッシュマフィンみたいな感じです。
それと控えめな餡がなめらかな餅の味を引き立てているようです。

　
店先でいただくお茶とお餅。
旅人気分でほっと一服。

　
高野山で一番のカレー、甘味処きく

　
「高野山で評判のカレー」という、手描きっぽい看板が気になって、
高野山二日目のお昼に入ってみました。
めっちゃファミリー。めっちゃ地元。
店構えは新しいですが、レトロで、たぶん、昔からやったはるんやとおもいます。

　
カレー、美味しかったです！うんっ！

　
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やっぱり高野山の食は精進料理！
VEGANなみなさんにはきっと大満足スポット。
その辺の意識が高い海外からのお客様は、でも今、皆無。
はやく活気が戻ってくるとよいですね。