如月の休日を食と湯で堪能~大阪の離れ・池田・不死王閣
コスパ良すぎ!不死王閣・彩あい亭の懐石膳
ちょっと立ち寄っただけだったのだ。
ここは大阪・池田の郊外、50年の歴史のお宿、不死王閣。
近場で露天風呂、ポイントもあったし。
昼時でもあり、食事も一緒に。
たまの贅沢もよかろうと、入浴券つき懐石膳、おひとり様3500円。
突然のオーダーであったので、少しロビーで待つこと20分少々。
「まだですか・・・」と少々そわそわしてきていたものも、
案内されたテーブルに並べられてくる品の表情に目を瞠り、
最初の一口でほんものの味を知る。
「ごめん、これは時間がかかる!」
蟹すき、手作り豆腐のみたらし餡、ちょっとグラタン風味のジャガイモと海老の揚げ物、
てんぷら、おさしみは寒鰆のたたき(うま~!)、リンゴの入った白和え(うまうまうま!)
もち麩のような感じの温椀。なかに海老のなにかがはいってる。餡が絶品で・・!
ごはんは里芋とホタテの炊き込み、香の物つき。涙出るほどうまし。(←出ない、隠した。)
デザートは抹茶味のパンナコッタとゆずのゼリーでした。
ちょっとシェフを呼んできてくださるかしら?
・・・と、ほんと、言ってみたいよ。
そして拍手を送りたい。
お品書きによると、料理長は廣岡氏。
ふだんならば、これ、おうちでも試してみよう、となる料理もあるが、
ぜったい、まねのできない 旨さ。
目と舌が感動している。
そして、心もゆたかになる。
家族でこれほど料理を通じて会話することも、久しくなかったように思える。
この膳だけで、おなか一杯になりますが、
すーっと後引きがよく、
露天風呂に入るころにはスッキリしておりました。
不死王閣4F,「彩あい亭」。
グループごとにしきりがあります。
ちょっと大人向けな雰囲気ですが、すぐ横に子供室もありましたよ。
サービスしてくれたお兄さんの笑顔にも、拍手。
十月桜も梅もちらほら、露天風呂
ここはラドン温泉。
じわ~っとぬくもる。
露天風呂は3つありますが、そのうちふたつからは谷向こうにおうちがみえます。
「あそこから見えるよなぁ、見ようと思えば。」
「せやねぇ」
・・・とわたしはともかく、お嬢さん方ふたり、気にも留めていない。
冬の空気と、まったりした時間が
こまごましたことに気を回すことをやめさせる。
超・おおらか。
でも、気になる方は、ご注意を♪
不死王閣には露天風呂付きのお部屋もあり、
娘夫婦に宿泊をプレゼントしたことがあります。
きれいで、ゆっくりでき、とてもよかったと申しておりました。
検索すると不死王閣、廃墟、などとでてくるそうですが、
廃墟じゃない!立派。老舗。ちょっと古いだけ。
おすすめ。
423号線を少し北上すれば、
新名神やバイパスの開通で箕面・止々呂美の山の風景も様変わりしておりますが、
このあたりばかりは、山の風景を残しています。
ちなみに止々呂美から池田五月山に抜ける山中に、すっごいハードな林道がございます。
娘の彼氏いわく、いまやトライアル系のバイク向けだそうな。
また連れてってね。ツーリング。