梅と刀剣・弥生三月京都・北野天満宮詣②　梅苑の茶屋の白みそうどん2018.03.21

北野天満宮周辺の京都スイーツ

　
タイトルに「梅」とあるのに、やっぱり花より団子なのか！？
正直言って、ちょっぴり遅かった。
梅はもう少し、早く行くべきだった！
昨年はまだ冷え冷えとした冬の名残が濃い時期に訪れていて、
西大路に面した平野神社の角を曲がったところから、
梅の香りが漂ってきていました。
花こそまだまだでしたが、空気全体がほのかに香る
それはそれは　雅なお散歩なのでありました。

　
三月十七日、終わりの梅は美しい眺めでしたが
ちょっぴり香りを失っておりました。

　
梅苑内の茶店の白みそ仕立てのおうどん

　
梅苑遊覧券にはお茶と茶菓子セットの無料券がついています。
入口辺りに設けられたテラス（和風なら、どう言うんでしたっけ・・・）は
多くの人でにぎわっていました。

　
いただいたのは梅茶と上七軒に店舗ののある菓匠・老松さんの伝統麩焼菓子、菅公梅。
とても懐かしい感じのサクッとしたおせんべいです。
フォンダンのような（梅蜜だそうです）ものがのったおせんべい、「うわ、苦手」とおもったら、
あれ、こんなに上品でおいしかったのか！とびっくり。
バクバクいただいちゃった。ここは雅におほほ、と食せばよろしかったか・・・。
茶店のメニューのおうどんが気になったので、ひとつ頼んでみました。
出されたのは白みそ仕立て！

これがほんとにおいしい！
白みそって、そんなに甘くないですよ。
みそ仕立てのうどんと言えば信濃のほうとう。（うまし！！）
ほうとうも”あの味噌”じゃないと出せない味なら、
このおうどんも”この味噌”じゃないとこの味は出ないのでは、と思える。
鶏だんごは、まあ、出汁のひとつ、味のアクセント、程度でよいでしょう。
京都は薄味、とおもっていませんか？そうでもないのですよ。
出汁がきいていて、塩味もしっかり。
京都ラーメンなんか、けっこう、濃い。
むしろ、浅草で食べたラーメンのほうがさっぱり薄味（そしておいしい）、って感じましたよ。

　
からだもほっこり。
こんどうちでも作ってみよう。

　
境内の長五郎餅で一服

　
本殿の東の一角に、名物・長五郎餅の販売店があります。
中でおうす、またはお煎茶といっしょにいただける席があります。
雅な喫茶店。
おうすとお餅2個で540円。やすーい。2個ついてるんだよ！

　
シンプルな大福みたいですが、米の味のするお餅がしっかり、さらに漉し餡が絶品！！
舌にやさしい甘さ、しっとり感、きめのこまやかさ。
甘いものって下に残る感じがあるのですが、そんなもの　ないない！
2個ともぺろり。
堪能した甘みがすーっと爽やかに引いていく、潔い味。
お土産に　二個入りの小箱を買い求めました。

　
境内横、上七軒通り、あまざけ・黒にんにくの看板に吸い込まれる路地と洋菓子店・Grace saison

　
長五郎餅から少し上がると右に出口があります。Yの字に分かれた道を右方向へ。
上七軒通りです。
ここは不躾ながら表札を眺めるのも一興。
知識なくいったのですが、芸奴さんをかかえるお茶屋さんの並びのようで屋号（？）にも風情があります。
前出の老松さんのお店もありました。
どれもこれも間口がせまく、向こう側に長い、京都らしい風景。
ふと見ると路地の向こうに看板。

　
ふらふらと3人連れで入り込む路地。
この自転車のところで、結界でもあるように立ち止まる。
そうしていたら、後ろからも人がやってきた。
「何屋さん？」
どうやらワインのお店のようですが、またにしようと引き返す。
表にでてしばらく見ていると、次々人がひきこまれていくのが　おもしろい！
みなさん、京都冒険を楽しんでいらっしゃる。（笑）

　
古い和風の並びに際立つ欧風のお店が、Pattiserie・Grace saison。
ショーケースの向こうにイケメンなお兄さんの菓子職人さん、
こまごまと立ち回っていらっしゃるのはお母さんだろうか・・・
しかし！この女性こそ、職人さんのようですよ。
シトロンのケーキに未練がありましたが、
夏ミカンのパウンドケーキと、マドレーヌを求めて帰りました。
とってもバターの風味がよい、ホームメイドな味でした。
ハーフサイズのパウンドケーキは　きづいたら、ひとりで食べてしまった！
アチャー・・・また太る・・・
今調べてみたら、こちらは老松さんの洋菓子部門だそうですね。へえ・・。