ネコ型コームのレジン用モールドはかわいいけど、すさまじく手ごわかったというお話。
目を引く、かわいいネコ型レジン用モールド
レジンアクセ、特にUVレジン扱いはハンドメイドをとっても身近にしてくれた。
好きなものをつめこんで固めるだけ!
サッと結果を出せるし、ほぼ、カワイイ!
次々出されるモールドは目移りするほどのユニークさで、コレクションしたくなっちゃう。
お気に入りの形を無限のカラーバリエ、質感バリエで作り上げられる!
もしや、モールドとは魔法のアイテムか!?
だがしかし。
わたくし、レジンにすっごくアレルギーがありまして、
ちょっとでもさわると痒いは、皮膚が割れるは、もうたいへんなのです。
それとセンスがないのか、かわいくない。(これ 致命的)
やっぱり金属叩いてる方がいいかも・・・・などと、ションボリいたします。
でもおもしろい型(モールド)をみると、なんだか自分もできそうな気がして、
試したくなるのですね。
そこでみつけた、
ネコ型コーム(櫛)のモールド。
ネコ型コームのモールドは扱いが難しかった!
まずはマシュマロブルーのカワイイ系猫コーム作りにチャレンジ!
サッと流してかためるだけ! Too easy!?
失敗。
あっちゃー・・・・。
櫛の部分に液がかぶさるから、おもいきりリーマーで削ったけれど、ガタガタ。
また、このカラーレジンはすごく縮む。
櫛の歯は型よりも約2mmほど短くなっています。
それでも強引に作業を進めて、
ペベオのラインマーカーで目鼻をつけ、さらに粘土の高いレジンでコート。
手をぷるぷるさせながら、歯の一本一本に丁寧にのせようとしましたが、
うまくいかぬ。
なんのためのモールドかわからぬ。
さらに実際に髪にさしてみましたが、落ちる。
決定的に歯の長さと頭のバランスが悪い。
形、かわいいのに!頭の後ろでニャンコの顔がみえていたら、面白いのに!
そうだ、最初に櫛の歯にすーっと流し込めるよう、粘度を低くしてみよう!
粘度の低いレジン、クリスタルコートとカラーレジンを混ぜてみた
混ぜたものはすーっと櫛の歯に流れ込んでいきます。
ちょっと反ってるけど、いいかんじ?
上にコーティング予定なので、モールドにいれたまま
リーマーで彫り込みをいれ、ラインマーカーで目鼻。
さらにクリスタルコートする。
見た目はぼちぼちですが、やっぱりこちらの面は、裏だった・・・。
これで歯はフルの長さですが、髪、梳けない、ささらない。
・・・・負けてなるものか!
なんとかこのかわいいの、使えるものにしたい!
ここまでくると、意地。根性。執念。
カラーレジンは縮む、という性質を利用して、カーブのついたバレッタにしてみる
目鼻付きは次回に回すとして、押し花を詰めてみることにしました。
押し花はコーティング処理しておきます。(裏表とも)
櫛の歯にきれいに流し込むために。まずはクリスタルコートを使います。
第一段階のレジンを固めたところに、押し花を置いていきます。
せまいところは花びらを一枚ずつ取って花を作るような感覚です。
縁に沿わせるように、要らない部分を切り取りながらの作業です。
並べ終わったらさらにクリスタルコートを薄く流して固め、花を安定させます。
花を安定させたところで、クリスタルコートとカラーレジンをまぜて流しいれます。
歯の部分は楊枝でなぞるようにして、液をひっぱってきます。
やっぱり少しはみ出しちゃうと思うので、それは軽く拭い去ります。
ぼけてますねぇ・・・・・三脚使え・・・自分。
これを固めて、最後にもう一度、カラーレジンを流します。
これが縮んでくれるので、型から抜いた時に反りができます。
また、コームだけでは飾ることができないわけですから、バレッタ金具に取り付けます。
そのために一番広い所にボタン足を乗せます。
小さいバレッタ金具の方がよかったです。(いちばんおっきいの、使っちゃった。)
歯になるべくかからないように長くて、まっすぐな棒(箸とか?)で余分を取り去ります。
青の部分に盛り上がりができればいいので、少し傾けながらやっています。
左右にもならします。そしてドキドキしながらUVライトにイン!
抜く前にはみだし部分を細かな作業のできる、ネイル用のツイーザーで掬うようにして剥がします。
抜いてみた!
あーーー!空気の玉が!
い・・・いいんです。水中花みたいだ。
しかし、やっぱり歯にすこしかぶっているところがあるので、
けずります。
先に取り付けたボタン足を利用して、バレッタ金具にワイヤーでとりつけます。
そして・・・・
ネコ型コームのバレッタできました
バレッタなのかコームなのか、コームに見えてやっぱりバレッタなのか。
・・・バレッタです。
まとめ。
ネコ型コームモールドは手ごわかった・・・・