大杉漣さんの症状をきいておじさんと同じだ、と思ったこと

家族中が「ええっ!」と声を上げた。
どのドラマを見ても、どの日本映画を見ても、だいたい出てはった。
頼りがいのあるリーダー役もしょぼくれたおじさん役も
悪役も正義のミカタもどれもぴたーっとその顔になってはった。

 
最初に「おなかが痛い」と言って病院に行かれたと聞いた。
あ、おじさんといっしょだ・・・・とおもった。
ずっと家族のために生きてきたおじさんは
冗談好きでよく人を笑わせてくれる人だった。
元気だったのに、急にいなくなった。

 
お腹が痛い、から始まって、昏睡状態になり、そのまま心不全で亡くなったのです。
原因を聞いてもはっきりしないけれど、
血の塊が心臓にはいって、詰まっちゃった・・・みたいなことを言われた。

 
いわれても、「なんで?どうして?」が収まらない。
どうにもならなかったのか・・・
けれど、逝ってしまった人は呼び戻せない。
その日、逝ってしまうと決まっていたのかもしれない。

 
大きな人で、お骨がはいりきらず、娘が「最後まで笑わせてくれるおじさんや」と言った。

 
からだのなかでポンと起こった異常がどんな結果を迎えるのか
それがすべてわかって、なにごともなかったようにできればいいのだけれど、
変えられないものってあるんだろう。
それでも!助けたいと思うから、そんな症状を知って、経験値として蓄えておきたい。

 
広く知られている大杉さんは
広く人々にそれを教えることができる。
最期までやさしい人だったのかもしれません。

 
合掌


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