セージdeスマッジング!

セージの香りは大麻ににているんですか?と聞かれて「はい」とは答えられないだろう

 
だって、イリーガルだもの。
そんなん、わざわざ「大麻?しってるしってるぅ」って言えるわけがないじゃないですか。

 
似てます。

 
ぎゃーーーー、もう4000年も昔のことだから、かんべんして。
日本じゃないから。ちょっぴりやんちゃもしたい年頃だったから。すぐ飽きたから。
やんちゃ・・・・そう言いさえすれば、どんなことも許されてる便利な言葉。
あかんやろ。
いまは「ナチュラルハイ」にこだわっております。
それがなくとも、よい音楽は心に響くし、素晴らしい風景には目も潤む。
ハッピーの種はそこここに見つかっているのです。

 
なぜ「似ている」と言われるのか、匂いの成分を調べてみましたが、
多かれ少なかれ植物が共有する「タンニン」くらいしか共通項が見当たらない。
先日、樹脂香にブレンドされているミスルトゥのドライフラワーを手に入れることができ、
燃してみましたら、やはり、似たような香りがしました。
「要は草の匂い?」と思うかもですが、ちょっとちがいます。
あの瑞々しく、深呼吸してぱっと駆け出したくなるような草の匂いではなく、
もっと静かな香りです。
乾燥させたはずのセージやミスルトゥが「草の匂い」がしたとしたら、
それは乾燥不足、あるいは吸湿の可能性があります。
そうだな・・・何に似ているかといえば・・・・もぐさ?
お灸に使う「もぐさ」に似てます。

 
古くからセージはネイティブアメリカンの儀式に使われることで知られていますが、
燃して、煙を燻らせる、
これを「スマッジング:Smudging」といいます。

 
セージの使い方*スマッジング:Smudging

 
スマッジングはホワイトセージに限らず、いろいろな芳香植物の束で行われます。
ブルーセージ(グランマザーズセージ)、マウンテンセージ、ローズ、ラベンダー、
杉、ドラゴンズブラッド(木)などで、儀式の目的によって使い分けられます。
共通するのはネガティブなもの、マイナスエネルギーの除去と祝福。
特にローズとホワイトセージの煙を浴びると、心をおだやかに、寛容にさせ、
思いやりを深めることができ、既存の愛を深めたり、新たな愛を呼び寄せるとされます。
だからバレンタインデーにはローズかホワイトセージでスマッジングしてね!と言うところもありますよ。

 
スー族の伝統では、セージを採取するとき、その許しを請い、
採取のかわりにたばこや髪の毛をその場に供えたそうです。
そして束ねるときには、敬意と祈りを込め、ひとつひとつ手作りされたのです。

 
これらの束に火をともし、炎を吹き消した後、
煙をくゆらせながら松明のようにかざし、家中に循環するようにします。

 
束をまるごと燃す、というのはちょっともったいない(自然な感情ですよね)ですし、
例えば石ひとつ浄化したい、などと言うときは
一葉とって、燻る煙に通してみてください。

 

 

 
セージによる浄化の効果

 
これも調べてみましたら、「ヤフー知恵袋」というところで
「効果、ありません。あれはそういう能力を持ったヒトがやるから効果があるんです!」
ときっぱり答えていらっしゃる方がいて、わらいました。
そうかもな・・・って。

 
呪術や儀式に使われる植物には多かれ少なかれ、幻覚や幻聴を引き起こすものがあります。
バリにはおかしなキノコがありまして、
それは朝、牛の糞にはえるんですが、コレを食べるとちょっとした幻覚がおこります。
光がなめらかにのびる・・・って感じです。
手を空にかざすと、指がすーっとのびていくように見えます。
夕陽は溶けたメタルになって海に溶け込んでいくように見えます。
人ごとにちがっていて、その人の本性があらわれるようで、
泣き出したり、笑い転げたり、ひとりごとをいいだしたり、します。
よほどちゃんとした人に料理してもらわないと、めっちゃ
腹壊します。高熱でます。
手、ださないように。危険&違法。

 
呪術や儀式においての「神がかり」は、少なからず、これらの効果を受けていたと思っています。
さらに、リーダーたる人はそのなかから、真実だとか本質だとかを見極める力があったのだとも思うのです。
一般人がきゃっきゃして、いつのまにか心身を危険にさらしているのとは訳が違うと思うのです。
知恵袋回答者の言う「そういう能力」というのはその力、
また、自分にはありませんが、やっぱり第三の目や第六感、七感はあるんでしょうね・・・。

 
セージも同様で、よい香りですが、強く、長く吸い込まないほうがいいと言われています。
ほっとする、ここちよくなってきた・・・というのがスマッジングの終了の合図です。

 
セージはむかしから毒消しや炎症止めの薬として使われてきました。
「浄化」といわず、「殺菌・抗菌」あるいは虫除けといえば、
スピリチュアルに否定的な方へも現実味が出てまいりましょう。
その煙を浴びる。スマッジングの効果はいちがいに否定されるものではなく、
過去の人々の知恵から生まれた慣習なのだと、やはり思います。

 
セージのバンドルは、ふくろにいれたままでもよい香りです。
よい香りにくつろぐというのは、まぎれもなく、心の浄化にちがいありません。

 
ホワイトセージバンドル

 
カリフォルニア産オーガニックセージバンドル。
ショップで販売します。50~60グラム¥1400
 
※火を扱うときは、側を離れず、十分にご注意ください。
また、消すときは火が完全に消えていることを、くれぐれもご確認ください。
内側でくすぶっていると言うこともあり得ます。

 

 


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