京都東山・南禅寺へ行くならトレッキング装備で!

ひと山丸ごとサンクチュアリ!南禅寺を極めるなら「歩く」!

 
京都東山は南禅寺。お目当ては「水路閣」。

 

南禅寺 水路閣

 

実は名前も知らなかった、勉強不足。
「火曜サスペンスによくでてくる、アソコ」くらい。
神秘的で、過去の魂が集まってきそうな煉瓦のアーチ。
鎌倉・室町に始まる800年近くの聖域にあって、ここだけ150年余り。
しかし、どこを切り取って写真におさめても美しい建造物は
京都の名所となって人々を魅了するもので、
また、京都の人のくらしの歴史を見るのには欠かせないものだと知るのでありました。
それに、陽が落ちて静けさを取り戻したときは、
おそらく想像以上にミステリアスでファンタスティックに見えるんだろうなと思います。
ちょっとこわいかも。
古い煉瓦とアーチって、そんな感じしますよね。

 

南禅寺 水路閣

 

で?上はどうなっているの?っておもいます。
アーチをくぐり、すこし上がると南禅寺の原点を伺う「最勝院高徳庵」があります。
正面からは小ぶりの建物ですが、ここより先の東山山中、ほんとの南禅寺観光探索が始まると感じました。

 

パンプスではなくてスニーカーで行こう!

最勝院高徳庵の門前を右に山道をいくと、鐘楼をおさめた建物。

 

南禅寺 鐘楼

 

脇に水路があり、いまも滔々と流れる様を見ることができます。

 

南禅寺裏の山中より望む京都市

 

 

樹々の間から下に京都の街を望み、意外な高さに驚きます。
鐘楼から先も行くことができます。
木の根の張ったちょっとしたトレッキングコースのようです。
小道の先に後嵯峨天皇陵。
元気な外国人カップルがひょいひょいと奥まで探索していきましたが、
オシャレブーツと靴擦れに痛むわれわれにはちょっと無理でした・・・。
ただ、どうやら、この先は「ただの山」だったようです。^^(ちらりと聞こえた)

 

奥の院まで二町

 

最勝院高徳庵の塀にくぐるようにして抜ける小さな門。
石の道標に「奥の院二町」。そそります。
木漏れ日の中の静かな墓地の先、小道が続いています。
まわりは急峻な崖で、ここを馬や僧たちが駆けたのではないかと想像します。

 

奥の院を観ずしてなんとしよう!と、興味と信念はたぎりますが、
その日は夏日。
足、痛い、暑い、簡単に折れる信念。
二町って何メートル?
あとで調べれば、たかだか200メートルほどでありましたが、
数段階段をいったところで、「また来よう」「また来られる」と引き返し。
なんともなさけない有様でした><。

 

再び東山の山中に隠れる水路

 

最勝院高徳庵の前を、こんどは左にいくと、東山にかくれていく水路を見ることができます。
明治の当時、これはどれほどの大工事だったかと思うのです。

 

水路閣 疎水

 

疲れた足を癒すカフェ

 

南禅寺をぐるっとめぐる道路を降りていくとくぐり戸の脇にメニューボード。
ここまで平均3000円以上の湯豆腐会席ばかり見てきましたので
ここの「抹茶ぜんざい700円」はとってもお手頃に感じた!
くぐり戸は低くとも、ちょっと敷居の高そうなカフェでしたが、
足が「ここにしよ」と言う。

 
南禅寺周辺カフェ 大安苑

 
画像では門が閉まっていますが。この脇にちゃんとメニューがでて、入ることができます。
後で気づきますが、これ、裏口でした。ぐるっと道をまわったところに正門があります。
大きなおうちを改造したカフェでとても落ち着きます。

 

南禅寺周辺カフェ 大安苑

 

 
南禅寺周辺カフェ 大安苑

 
金色に見える器は抹茶と豆腐のムース。
お椀は抹茶ぜんざいです。
ここは「スイーツ」というより茶席とおもったほうがよいかも。
おぜんざいは甘くないです。はっきりいって、苦いです。お茶です。
ぜんざいの甘さを想像するとびっくりします。
けど、中の白玉は香ばしく、炊いた小豆は上品に甘い。
暑いさなかに、ちょうどよい「ぬるさ」。
静かなお庭を眺めながらいただくお抹茶は、癒しの風味。
古のなかに他にはない新鮮さを感じます。
ムースはわずかにカスタード風味で香りのよいお抹茶が大人の味でした。

 
南禅寺周辺では今一番人気と思われる「ブルーボトル」などありますが、
こちらもよい感じでしたよ。
ブルーボトルは外国人観光客でいっぱいでした。

 
南禅寺周辺駐車場

 
参道にはいると、とたんに高額!(1時間で1200円くらいから)
停めるなら東山の町内にちいさなタイムズとかリパークとかいろいろありますので
ちょっと探してみるといいかも。
ちなみにわたしたちは30分100円でしたので、ゆっくりめぐっても500円ですんじゃいました。

 
東山、ええとこです。

 
南禅寺周辺マップ

 


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