コピック・バリオスインクとユポ紙でオリジナルレジン封入素材

予想外の結果がおもしろいアルコールインクとユポ紙

 
アルコールインクとユポ紙

 

 

 
一滴落とせばぱぁっと広がる。
アルコールインクでつくる色のファンタジックワールド。

 
使用するのは「ユポ紙」。
プラスチック加工された特殊な紙。
選挙の投票用紙などに使われます。

 
ユポ紙

 

これにアルコールインクを垂らすと それはそれはおもしろい結果を生むのです。

 
アルコールインクはアメリカのティムホルツ(Tim Holtz)、アディロンダック(Adirondack)などがありますが、
アルコールを空輸することができなくなったので入手が難しいです。
日本製はないのか!?
あります。コピック。
お絵かきする方にはおなじみの豊富なカラーが楽しいペン。
近頃は色もデジタルになりましたがね、ちょっと前まではうちにもたくさんそろってました。
そのコピックの詰め替えインク、「バリオスインク」を利用できます。
画材屋さんで簡単入手!

 
アルコールインクとユポ紙によるアートはユーチューブで見ることができます。
Alcohol ink artで検索するとたくさんの事例が出てきます。
こういうのをバックグラウンドにしてアクセ作ってみたい!
・・・というわけで、さっそくチャレンジ!

 
ユポ紙とバリオスインク

 
失敗作なんてない!

 
散々ユーチューブでお勉強し、チャレンジしたものの、
インクがどう広がって、どうブレンドされていくのか
なかなか予想がつかない。
あれこれ足していくうちになんだかごちゃごちゃになっていく。

 
でも、がっかりしない!
A4の1/4の紙片のうえの色の世界のどこかを切り取れば
イイ感じになるかもしれないじゃない?

 
とにかくどんどん試す・・・試す!
アルコールインクだけでなく、
ベースにアクリルや顔料絵具を塗り広げたり、
インクが広がってできた固まりに箔を転写したり、
ラメを広げたり、
オーバーレイのように転写シートを挟み込んだり・・・
やってみましたよ。
楽しい。うむ、楽しいのだ!

 
ユポ紙でアルコールインクアート

 
A 赤、橙、茶、緑、イエローをかさねて金粉をプラス。
B 青系3色と紫。銀粉をプラス。宇宙ものの背景にならないかなーと・・・
C 茶のアクリル絵の具を塗り広げて、インクを垂らします。
水転写シールを乗せて、さらにインク。箔はブルーとグリーン。
D スポンジに青系、緑系、紫系をすこしずつたらして
紙をぽんぽん叩いてできた柄。コマかな柄作りに。本来フェルトシートを使うやり方。
出来上がりに金の箔を転写してアクセントを入れています。
E ノーマルタイプ。青系、黄色系、紫系をボトルからぽとぽと雫を垂らしてできたもの。
F ピンク系のアクリル絵の具を塗り広げて赤、黄、紫、緑などを広げたもの。
アクリル絵の具の筆跡にそって広がりました。
丸めたティッシュで叩いて思うような柄になるまで調整してみました。
G ベースにステイズオンのインクパッド、オリーブやクラウドをポンポンしてみました。
ステイズオンはアルコールインクとブレンドされないのでスタンプ台の跡が残ってしまいます。
ティッシュで叩くことで違和感ないようにしてみました。
H ベースはペベオの顔料絵具。
これもぜんぜんインクとなじまないのでちょっとした質感表現、って感じです。

 
使用例

 
さきほどもいいましたが、
「ナニコレ失敗?」というものでも切り取り方次第だ!
最後まであきらめない、というか、もったいないから捨てない!
ユポ紙、高い!

 
アルコールインクアートでペンダントトップ

 
ほぉら、なんとかなりそう。

 

 
よくない?

 
アルコールインクアートでペンダントトップ

 
これはいまいちつまらなかったので、金のシールを転写してみた。
オリジナルのバックグラウンド。
レジンで、ダイヤモンドグレーズでコーティングいたします。

 
アルコールインクアートでペンダントトップ

 
予想がつかないサプライズな出来上がり、というのもおもしろいけれど
やっぱり計算どおり、ってのが、本物かなぁ、などとも思い
行き当たりばったりなプロセスが、まるでこれまでの人生のごとくであり
ため息のひとつも出てまいりますが、

 
ま、いっか、結果オーライ!って、元の木阿弥。
これで、 いいのだ!

 


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