梅と刀剣・弥生三月 京都・北野天満宮詣① 宝刀・髭切

恒例・北野天満宮宝物殿公開!梅の季節に宝刀・髭切を求めて

 
梅と京都・北野天満宮

 
弥生三月十七日。
前日の春の嵐に、梅も終わりかと心配していましたが、
ほこりを落とされて澄み切った空に祝われて
京都屈指の梅の名所、北野天満宮にお参りしてきました。

 
宝物殿の公開 今回の主役は刀剣

 
北野天満宮のサイトによると、
宝物殿において、常には鎌倉時代の絵巻を中心に公開されているようですが
今回は刀剣。
アニメ・ゲームで人気が高まり、それとタイアップした催事になっています。
娘二人が非常にファンで(いや、わたしも好きなんですがね。。。テヘ)
連れられて行った次第。

 
北野天満宮x刀剣乱舞コラボイベント

 
すごいね・・・
ここまでがっつり組まれると、見ている方が照れる。
通りすがる一般の方たちからも
「いま、人気なんだってね」「若い女性が多くなったねぇ」と
これらは、好意的な言葉として聞こえてきます。
若い女性・・・?わたしですか?ちがいますね?そうですか。

 
とまれ、宝物殿はスマホ撮影OKとなっていて、これはうれしかった。
撮りまくりだぁ!

 
北野天満宮公開 刀剣

 
ずらり。
周囲のざわめきも明るさもそこにはないような 静粛さ。
いまや芸術品としてそこにあるのだけれど
たどった時間は血の歴史なのだろうねぇ・・。
考えてみれば近代以前の芸術は少なからず命や財産、労力の搾取があったはず。
それでも、それらが生まれる瞬間、瞬間には
匠たちのたゆまぬ努力や工夫、意欲が注がれてきたわけで
それがいま、輝きを放っているとすれば、彼らに敬意を表するのは自然。
美しい、と、讃えたい。

 
猫丸

 
猫丸

 
これは猫丸と言う銘だそうですが、
あまり縦にみたことなかったけれど(刀の構えはみていても注目してなかった)
薄いねえ!!これは、よく切れるわ。。。。
こわやこわや・・・。

 
伯耆国の生まれ、髭切

 
そうなんだ、伯耆国なんだ。刀匠の国なんだ。
わたくし、うまれが松江市なのですが、小学生のころ近所に長船さんって好々爺がいらしたなあ。
高校の同級生にも鈩(たたら)君っておったわ。
砂鉄がよくでるので、それ集めて遊びました。
どれもこれもはるか昔につながるのか・・・ああ、浪漫やわ。
さて、こちらが髭切。

 
髭切

 

あの赤い袋は北条が法華堂に奉納したときに使われた錦だとか。
めぐりめぐって、いま、京都。
旅してきたのだね。
細身の美しいカタチ。

 
髭切

 
髭切は特別展示のようですが、
青江は常設のようです。
柄の青、結びも美しい!

 
青江

 
このコーナーはブルーがグラデーションするように並べられていて、面白いです。

 
刀

 
最終はごく淡いブルーグレー。

 

 
主を失った甲冑よ、
あなたたちはその内に 人々のどんな思いを込めているのだろう。

 
甲冑

 


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